会社員辞めてフリーランスって、不安はない?

前回「会社員辞めて、ストレス具合は変わった?」にて、ストレスは大きく改善した!
と書きました。
 
が、もちろん全てがパーフェクトという訳はありません。
「不安はないか」と聞かれれば
不安しかないッス」としか答えようがありませんw
 
フリーランサーになってから3ヶ月強ほど。
ありがたいことに今のところ、生活に困窮することなく、生きていけてます。
これを「順調」と捉えることもできるかもしれませんが、まだ、たかだか数ヶ月。
今後本当にどうなるか分からないような。。。と思うと、
以下のような不安は常に、そして突発的にやってきます。
  • 仕事が途切れたら、どうしよう
  • 自分のプライシングは正しいのだろうか
  • 税制が変わったら(来年から始まるインボイス制度)、収入が減ってしまう
  • 新規開拓って、どうやったらいいのか
  • 詰め込みすぎて体調崩したらどうしよう・・・などなど。
が、これらの不安があってもなお、
「別に人生最後の決断ではないし、やってみてもいいかな」という気持ちの方が強いです。
そもそも、不安が全くない生き方なんて、存在しなそうですしね?
ということで、「ま、考えても仕方ないな」と割り切ります(←割り切りが早いという特性があるかも)。
 
ちょっと余談になりますが、つい先日友人とも「不安」について話していて
「人は"不幸"より"不安"を選びがち、らしいね」という話題になりました。
『不安をしずめる心理学』著書の加藤諦三さんのインタビューを読んで、開眼する思いだったのですが(以下引用)、
アルコール依存症で働きもせず暴力をふるう夫と別れない人がいるのも、不安と不幸の選択では、人間は不幸を選ぶものだからです
すっげーわかるーーー。
これと仕事辞める辞めないは違うかもしれませんが、
「不安と不幸の選択」という意味では、確かに似たものを感じます。
会社という「不幸」を捨てて、フリーランスという「不安」をとった感じ?
どちらを選択するにせよ、「何を捨てて(あるいは捨てずに)、何を選択してるのかな」というのを
俯瞰して見てみるのはいいかもしれないな、と思いました。
 
私も記事などでつまみ食いしかしてない本ですが
参考までリンク貼っておきますねー。

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会社員辞めて、ストレス具合は変わった?

この質問も、とても多いです。
私の回答は、至ってシンプル。
ストレス具合は、大きく改善されました!
今はいろんな意味で視野がクリアになり、スッキリ感すらあります。
 
会社員生活で「何をストレスに感じるか」は、人によって異なると思いますが
大きく分けると以下の2つに分類できることが多いような。
 
  1. 人間関係
  2. 労働時間
 
結論から言いますと、私の場合は上記の両方とも、大きく改善しました。
(しつこいようですが、まだ数ヶ月しか経ってないので、今後変わる可能性ありですw)
 
私の場合、1. に関しては2年以上在宅ワークをしていたので、
ミニマムに抑えられていた感はあります。
が、直接的な人間関係ではなくても、政治的なアレコレとか
儀礼的なアレコレを含めた広義での人間関係は、それなりにストレスフルでした。
また、1.との絶妙な関係で織り込まれてくる2.ですね。
個人的には無駄としか思えない1. のために費やす2. 労働時間。
みたいな関係でしょうか(かなり辛辣で恐縮です、個人的な意見です)。
 
会社員辞めて、時間の自由度は変わった?」の回でも書いたのですが
思わず「時間を削り取られている」と表現したくなるような事象が
1日を覆い尽くしている感が、ずっとあったのですよね。
 
ただこれも、渦中にいる時には霧の中にいるようにボンヤリしていて
1.も2. もごちゃまぜ、「大した仕事してないのに、なんだこのストレスは」みたいな感じでした。
辞めて距離を置くことで、要素分解され、明確になったようなイメージです。
 
って書いてて気がつきましたが、ストレスの正体がハッキリしたことも
今の「スッキリ感」につながっているのかも。

会社員辞めてから、1日の始まり・終わりは何時?

前回に続いてもう一つ、フリーランスに対する時間関連の質問。
それは、「毎日、だいたい何時に仕事を始めて、何時に終えるとか決めているの?」というもの。
 
業種や職種によりけりとは思いますが、私の場合はざっくり以下のようにしています。
 
  • 毎朝、8:30〜はオンラインになれるよう、準備する
  • 8:30くらいから緩やかにメールやタスクを確認し、「今日は何時に終われるか」目処をつける
  • 1日の終わりの基準は、だいたい午後3時〜5時
 
基本の流れは、上記の通りです。
 
もちろん、日中に別の依頼がきたり、ミーティングが入ったり
トラブルが続いて夜まで仕事したり、ということはあります。
逆に暇な時は「今日1日、お休みー」って割り切っちゃうこともあるし
「お昼は友達とランチして、カフェでちょっと仕事するか」なんて日もあります。
が、基本的にはある程度の自由的余裕を保ちつつ、
稼働時間は5-7時間くらいに抑えるようにしています。
 
余談ですが、最初の1ヶ月くらいは、朝の稼働時間(つまり、起きる時間)もフレキシブルにしていました。
その結果一度、朝8:30からミーティングがある日に、起きたら8:20だった!
なんてことがありました。
やー、焦った。
 
私の身体は、ある程度のリズムをちゃんとつけておかないとダメみたいで
それ以来、朝の始業時間はだいたい揃えるようにしています。

会社員辞めて、時間の自由度は変わった?

最近よく聞かれる、質問シリーズです。
フリーランス」という働き方に、皆さん興味津々なご様子。
 
中でもTOP 1はやはり、「拘束時間」関連でしょうか。
「時間の自由度は変わった? オフの時間がちゃんとあるのか、知りたい」というもの。
 
業種や職種にもよると思いますが、昨今は文明の利器によって
とても業務効率が上がっている一方、仕事の合間でも移動中でも
メール、Slack(あるいは代替するチャット)、Zoomミーティングができるようになってしまった。
 
休みの日でも「耳だけ入りますね」といってミーティング参加する人の、なんと増えたことか。
「休日」の定義が変わったのかな? と確認したくなるほど。
 
「ミーティング中すみません、XXXについてだけ返信いただけますか」
なんつって、ミーティング中でもSlackは止まらない。
ミーティング中はミーティングに出ることが仕事である、という時代は、
いつ終わったんですかね? と聞きたくなるほど。
 
分単位の多忙なスケジュールをやりくりする大手企業の重役じゃあるまいし、
なぜ一介のサラリーマンが、こんな分刻みで、
常にマルチタスクの仕事をこなさなければいけないのか?
と思ったことがある人も多いはず。。。私は、ほぼ毎日思っていました。
 
前提がだいぶ長くなりましたが、質問に戻ります。
質問:「会社員辞めて、時間の自由度は変わった?」
この質問、私に関していえば、YES! 変わりました。
自由度は、圧倒的に高くなり、ON/OFFがしっかり設けられるようになりました。
 
繰り返しになりますが、これは業種や職種にもよるでしょうし、
まだフリーになって数ヶ月の私だから、言えることかもしれません。
 
ただ、サラリーマンのように「常にオンラインでいることを求められる」ことはなく
業務単位で委託をされている身としては、やるべきことを、締め切りまでにやるのが仕事。
それ以上あるいはそれ以下のコミットメントはいらない、というのが自由度の根源にある。
ミーティングの数も、サラリーマン時代に比べたら10〜20分の1に減っていると思います。
 
私の時間を削り取っていた、以下のような事象がなくなったのは、特に大きいです:
 
  • 朝パソコンを開く前から、スマホで急ぎの要件がないかSlackとメールを確認する(始業する前に始業している)
  • プロジェクトについてのプレゼンを、異なるオーディエンスに対して複数回行う(× キックオフ時、中間、終了後の結果報告時に行う)
  • 上記のような重複ミーティングが常にあることで時間がなくなり、ミーティング中でも常に、次のミーティングの準備をしている
  • ミーティング中に次のミーティングの準備をしながら、Slackで通常業務の質疑応答に応えている
  • ミーティングとミーティングの合間の数分に、ちょっと重めのメールの返信をし、昼ごはんを食べる暇を逃す
 
などなど、書き出したらキリがないです。
文明の利器によって叶えられえた「いつでも・どこでも仕事できる」は、言葉を変えると
「ON/OFFがなく、常に仕事している」状況を作り出しましたよね。
 
はい。私は会社員を辞めて、この状況から「いち抜けた!」しました。

会社員辞めて、何が変わった?

久々の、質問シリーズ復活です。
前提として、私の家族・友人知人の9割以上は、サラリーマンです。
ゆえに、彼/彼女らから最近よく聞かれるのが、以下のような質問。
 
「会社員辞めて、時間の自由度、変わった? ON/OFFちゃんとできてる?」
「1日の始まりから終わりって、だいたいどんな感じ?」
「ストレス具合、変わった?」
「仕事は順調? 不安はない?」
 
・・・みんな、興味津々だな!
「会社辞めたいけど、なー。うーん」って思っている人、多いんだよなー
分かるよー、分かります!
なぜなら、私もそうやってフリーランスの友人たちに聞きまくってましたからw
 
とはいえ私も、フリーになってまだ3ヶ月ほど。
会社員でいうところの「試用期間がようやく終わりますね」くらいです。
まだまだ、良いところばかりを感じる「ハネムーン・フェーズ」ってやつなので
これらの質問に適切に答えられるかは、わからないのですが。
上記の4つについて、次回から一つずつ、答えていきますね。
 
半年後には、数年後には、まったく違うこと言ってるかもしれないという前提で
読んでください。

「大丈夫だよ、みんな慣れるから」

なかなか強い訛りの英語を話し、
「聞き取りづらい」と人々に思われていることを自覚した上で
「大丈夫だよ、みんな慣れるから (No worries, they all get used to it)」と言う人がいた、というエピソード。
 
一瞬で色んな思いが胸の中を駆け巡りましたが
取り急ぎのリアクションとして私の口からで出たのは、
 
「お、オッケー!」
 
でした(他に何が言えるでしょうか)。
 
自分の英語の発音に自信がなくて
「出張先の英語圏の国で、カフェラテの注文すら通じなかった……」
「何度もパードン?って聞き返されて心が折れた」
なんて経験したことがある人も、多いのでは?(私もあります)
 
いきなり「オレの英語に慣れろ」は強烈すぎかもしれませんが、
「僕/私の英語は発音悪くて通じないんだ」と落ち込むのとの間を取る
くらいの反応がちょうど良いのかも?
通じなくても、聞きとられなくても、変に苦手意識を持つ必要はないのかもな。
英語に限らず、得手不得手に関して、必要以上に苦手意識を持つ必要もないのかな。
すべて、捉え方次第なのかな。
と思わされた一件でした。
 
果敢な方はぜひ、「オレの英語に慣れろ」アプローチもお使いください。
(私は、ようやらん)

オレが改善するんじゃなくて、君たちがオレ流に慣れるんだよ

前回まで、「得意・苦手分野」や「苦手意識_について書いていて
思い出したエピソードがありました。
 
会社員時代、何年も前の話です。
 
中東の国の出身の方と、お仕事をする機会がありました。
その中の一人(仮にAさんとします)が話す英語には、かなり強い訛りがあり
私は、Aさんが言っている内容がほとんど聞き取れず、
初めてミーティングでご一緒した際には、
ほぼ相槌と顔リアクションで乗り切っていました。
 
件のミーティング終了後、戸惑い顔を隠せていなかったであろう私に、
当時の上司(🇺🇸)がコソッと言いました。
 
「彼と仕事をして数ヶ月になるが、
私も最初は、彼の言っている内容が半分くらいしか分からなくて苦労した。
最近はようやく、7割近く分かるようになった」
 
……数ヶ月で、7割か。
これをすごい進歩と判断するか、まだ3割は分からないのかよ、と判断するか。
難しいな。。。と思っていたところ。
 
当Aさんが私の元にやってきて
「やあ!」と挨拶し、握手を求めてきました。
そして開口一番、驚くことを言う。
 
「ボクの英語、聞き取れないんでしょう」
 
私はビビる。
反応に困る。
分からない顔してたの、バレたか!
と、困惑を極める私に、さらに彼は言葉を続ける。
このAさんの発言に、私は度肝を抜かれた。
 
「大丈夫、みんな慣れるから!」
 
・・・直す気は、ないのか!
むしろ、「慣れる」という進化を、こちらに求めるのか!
 
困惑した私の回答と、この事件を受けた考察(というか感想)については、
次回書こうと思います。