会社員辞めて、時間の自由度は変わった?

最近よく聞かれる、質問シリーズです。
フリーランス」という働き方に、皆さん興味津々なご様子。
 
中でもTOP 1はやはり、「拘束時間」関連でしょうか。
「時間の自由度は変わった? オフの時間がちゃんとあるのか、知りたい」というもの。
 
業種や職種にもよると思いますが、昨今は文明の利器によって
とても業務効率が上がっている一方、仕事の合間でも移動中でも
メール、Slack(あるいは代替するチャット)、Zoomミーティングができるようになってしまった。
 
休みの日でも「耳だけ入りますね」といってミーティング参加する人の、なんと増えたことか。
「休日」の定義が変わったのかな? と確認したくなるほど。
 
「ミーティング中すみません、XXXについてだけ返信いただけますか」
なんつって、ミーティング中でもSlackは止まらない。
ミーティング中はミーティングに出ることが仕事である、という時代は、
いつ終わったんですかね? と聞きたくなるほど。
 
分単位の多忙なスケジュールをやりくりする大手企業の重役じゃあるまいし、
なぜ一介のサラリーマンが、こんな分刻みで、
常にマルチタスクの仕事をこなさなければいけないのか?
と思ったことがある人も多いはず。。。私は、ほぼ毎日思っていました。
 
前提がだいぶ長くなりましたが、質問に戻ります。
質問:「会社員辞めて、時間の自由度は変わった?」
この質問、私に関していえば、YES! 変わりました。
自由度は、圧倒的に高くなり、ON/OFFがしっかり設けられるようになりました。
 
繰り返しになりますが、これは業種や職種にもよるでしょうし、
まだフリーになって数ヶ月の私だから、言えることかもしれません。
 
ただ、サラリーマンのように「常にオンラインでいることを求められる」ことはなく
業務単位で委託をされている身としては、やるべきことを、締め切りまでにやるのが仕事。
それ以上あるいはそれ以下のコミットメントはいらない、というのが自由度の根源にある。
ミーティングの数も、サラリーマン時代に比べたら10〜20分の1に減っていると思います。
 
私の時間を削り取っていた、以下のような事象がなくなったのは、特に大きいです:
 
  • 朝パソコンを開く前から、スマホで急ぎの要件がないかSlackとメールを確認する(始業する前に始業している)
  • プロジェクトについてのプレゼンを、異なるオーディエンスに対して複数回行う(× キックオフ時、中間、終了後の結果報告時に行う)
  • 上記のような重複ミーティングが常にあることで時間がなくなり、ミーティング中でも常に、次のミーティングの準備をしている
  • ミーティング中に次のミーティングの準備をしながら、Slackで通常業務の質疑応答に応えている
  • ミーティングとミーティングの合間の数分に、ちょっと重めのメールの返信をし、昼ごはんを食べる暇を逃す
 
などなど、書き出したらキリがないです。
文明の利器によって叶えられえた「いつでも・どこでも仕事できる」は、言葉を変えると
「ON/OFFがなく、常に仕事している」状況を作り出しましたよね。
 
はい。私は会社員を辞めて、この状況から「いち抜けた!」しました。