ボディーガードじゃあるまいし

「新しい」がトリプルパンチのお仕事を請けるにあたり

色んな人の知見やアドバイスをいただいて(本当にありがたいです)

ようやく「米ドル払い」の仕組み等々もうっすら理解して

契約書を締結する段階に至りました。

 

そこで送られてきた、契約書。

ギャラが、ビビるくらい違う。

 

詳細の説明は避けますが。

何度目をこすり、数字をコピペし直して

ドル円為替自動計算」にぶっ込んでみても

「1日のギャラが数十万になってしまう…」

 

そんなバカな。

もしかして、通訳兼ボディーガードだと思われている?

そんなバカな。

 

過去のメールやり取りを探し出し、隅々まで再読するも

やっぱりだいぶ違う。

 

ギャラの金額は訂正を依頼するにしても、

こうなってくると、契約書の他の部分に、

どんな恐ろしい間違いが入っているか分からない。

急遽、知人経由で弁護士さんに見てもらうことに。

 

見てもらうにも四苦八苦で、なぜなら契約書には

そこらじゅうに「Confidential(機密)」スタンプが押されており

コピペができない!

弁護士さん確認ように和訳しなくちゃいけないのに、

テキストが拾えない……

 

ということでスクショを撮り、そこからテキスト抽出を行い

抽出したテキストを翻訳にかけるという。

2週間後に来日しちゃうのに、まさか契約書でこんなに手間取るとは。。。

焦る。

 

といったことを経て。

 

和訳した契約書の確認等に数日を要しましたが

焦りながらもなんとか確認を終了し(ギャラ以外は特に問題なかった)、

電子サインをし、無事に契約書締結となりました。

 

「受注する」までにこんな変な汗かいたの、初めてでしたよ。。。

「新しい」がトリプルパンチな仕事

海外企業が日本にビジネス参入するにあたり
来日時の通訳の仕事を任せていただくことになりました。

 

とはいえ、まず契約書を締結するにも、仕事内容を事前準備するにも
「新しい」が多すぎてテンテコマイ。

契約書締結に至る前に、少し時計を戻して説明します。

 

トリプルパンチだった「新しい」は、以下の3つ。

  1. 初の海外(欧米)企業からの直請け
  2. 「支払いは米ドル」と言われた
  3. 全く馴染みのない業界で、初のビジネスミーティング通訳

自分で書いてて、あらためて無茶苦茶やるな、と思う。

最低でも「3」は、初めてじゃない方がいいと思うよ、自分。

 

とはいえ、請けてしまったからには、やるしかない。

1. の「支払いは米ドル」だけでも、だいぶ手間取りました……。


見積もり自体は日本円で話を進めていたのに
いざ契約書を結ぶ段階で、もちろん契約書は英語だし
「支払いは米ドルオンリーです」て言われるやらで

 

「え?! いま、超絶円安なんですけど。このレートで決めるの怖い!」
「海外送金…手数料って、どうなるの?」

 

ってテンパる。

海外ともよく仕事をしている知人やエージェンシーに
商習慣の違いや、外貨支払いの際の注意点などを聞きまくりながら
契約書についても、知人にざっと確認してもらうことに。
(しがないフリーランス、単発案件で弁護士を雇う予算とかありません涙)

 

「不安しかない!」


という状況でやり取りを続けるなか、
ようやく先方から送られてきた契約書。

 

そしたらさ。
なんと……
ギャラが、事前に合意とっていた金額と全然ちがう!!!

 

(つづく)

ボーッと願ってたら、仕事が降ってきた経緯

「新しいクライアント欲しいなー。願わくば海外企業」
と願っていたら、本当に海外企業から仕事がきた、という話を前回書きました。

 

が、もちろん本当にボーッと願っていただけではありません。

 

色んなところで蒔きまくった種が
時間が経って一つ芽吹いた、ということです。

今回で言うと、

  1. 外資系の日本企業で仕事を発注してくれた知人が、半年前くらいに欧米企業に転職した
  2. その欧米企業が、日本にビジネス参入を計画している
  3. Nats-Summerがちょうど日本にいて便利そうなので、仕事を振ることにした

といった流れで発注をいただきました。

 

依頼内容は、通訳。
「日本にマーケットリサーチへ行くので、その間の通訳をしてほしい」とのこと。

通訳は苦手なんだけどな……
と、思いつつ、とりあえず前のめり気味に「やります!」とだけ答えた私。

 

「同時通訳はできないです、逐次オンリー!」
「ビジネスミーティングの通訳は、したことないです!」

 

と、「できないこと・未経験であること」も明文化して伝えました。

結果、「それでもオッケー」という回答。

 

ほんとに?! そんな軽い感じでほんとにOK?!


という不安を抱えつつも、条件やら仕事内容を一気に詰めて
あれよあれよという間に契約書を締結。

 

この時点で、すでに来日の2週間前。
分からない・新しいことが多すぎて、ドキドキドキ……(つづく)

ボーッと願ってたら、叶うこともあるらしい

驚くべきことに、また3ヶ月近く更新を止めておりました。

この間また色々とあり、8月前半は「忙しい!」ってテンパっていたのに、
後半一気に「仕事がない!」って焦ったり。
そして気づけば9月に突入、という感じで。

からの、9月から突然新しいクライアントが1社増えました。
ありがたいことではあるのですが、
初めて続きのトリプルパンチ状態で、やーテンパった。

「初めてトリプルパンチ」は、以下の通り:

  • 新しい業界
  • 初めて海外企業から直請け
  • 初のビジネスミーティング通訳

とはいえ、8月の後半にボーッと
「あと一社くらい新規クライアント来ないかなー」
「願わくば、海外企業とかだと経験が増えていいなー」
と思っていたら、本当に降ってきたからびっくりです。

ボーッと願ってみるもんです。


しっかし本当にテンパったり焦ったり
自信喪失したりワタワタしたので、次回からちゃんと
「なぜ、どのように私がワタワタしたか」
について書いていきたいと思います。

私の苦手な営業活動

ブログの更新タイミングが月2くらいになっちゃってます。

懲りずに読んでくれている人がいらっしゃったら、嬉しい限りです。

 

さて。

今回は苦手な営業活動について書きます。

 

フリーランス生活も1年ちょっと経ち

先の読めなさにも、少しずつ慣れてきました。

 

基本的にはクライアントワークなので、仕事の依頼をいただいてナンボ。です。

デジタルコンテンツの作成、プランニング、ライティング、

ローカライズから通訳まで、幅広く「なんでもやります」状態で

なんとか生きております。 

 

ただクライアントの数はまだそんなに多くないので、

常に「もう少し幅を広げたいな」とは思っています。

 

そんな中、今だに苦手でウジウジしがちなのが、営業活動。

 

営業活動、というほど積極的にも行なっていないのですが

たまに知人などから、以下のような言葉をもらった際、

どのくらい食いついてよいか分からない問題が発生しています。

 

「今度、新しいプロジェクトでXXの仕事が出てくるかもしれないので、

そしたらNats-Summerにお願いしたいと思っていますよ」

 

……これ、どのくらい食いつくのが正解?

 

こういう時の私の回答は、ほぼ定型文で以下。

 

「ぜひぜひ! 話が決まったらご連絡ください」

 

これ以上食いついても良いものか(食いついて意味あるのか?)、

その後のフォローアップはすべきなのか。

あんまりガツガツしていると思われてもなーと懸念する一方、

良いタイミングに連絡取り合ってなくて

チャンス逃すのももったいないからちょいちょいフォローアップすべきなのかな?

とかとか。行ったり来たり、しております。

 

こういう時の良いバランスの食いつき方法、

知っている人がいたらアドバイスいただきたいです。

私の苦手な営業活動

ブログの更新タイミングが月2くらいになっちゃってます。

懲りずに読んでくれている人がいらっしゃったら、嬉しい限りです。

 

さて。

今回は苦手な営業活動について書きます。

 

フリーランス生活も1年ちょっと経ち

先の読めなさにも、少しずつ慣れてきました。

 

基本的にはクライアントワークなので、仕事の依頼をいただいてナンボ。です。

デジタルコンテンツの作成、プランニング、ライティング、

ローカライズから通訳まで、幅広く「なんでもやります」状態で

なんとか生きております。 

 

ただクライアントの数はまだそんなに多くないので、

常に「もう少し幅を広げたいな」とは思っています。

 

そんな中、今だに苦手でウジウジしがちなのが、営業活動。

 

営業活動、というほど積極的にも行なっていないのですが

たまに知人などから、以下のような言葉をもらった際、

どのくらい食いついてよいか分からない問題が発生しています。

 

「今度、新しいプロジェクトでXXの仕事が出てくるかもしれないので、

そしたらNats-Summerにお願いしたいと思っていますよ」

 

……これ、どのくらい食いつくのが正解?

 

こういう時の私の回答は、ほぼ定型文で以下。

 

「ぜひぜひ! 話が決まったらご連絡ください」

 

これ以上食いついても良いものか(食いついて意味あるのか?)、

その後のフォローアップはすべきなのか。

あんまりガツガツしていると思われてもなーと懸念する一方、

良いタイミングに連絡取り合ってなくて

チャンス逃すのももったいないからちょいちょいフォローアップすべきなのかな?

とかとか。行ったり来たり、しております。

 

こういう時の良いバランスの食いつき方法、

知っている人がいたらアドバイスいただきたいです。

おもしろい仕事 (2)

前回の「おもしろい仕事 (1)」で、

異彩を放つ「極秘文書(Highly Confidential Document)」の

英訳を任された、ということを書きました。

 

社内告発に使うためのチャット文面の和訳。

 

告発される予定のAさんの、そのチャット文面。。。(複数あり)

確かに、すごかった。

 

職場で、こんな暴言を吐く人が本当にいるとは!

しかも、記録に残る形(社内チャット)で複数人に送りつけるとは!

 

いろんな意味でびっくりだよ。

 

私は外にいる立場の人間なので、当人の立場や責任、

他の人との関係性までは詳しくは分かりません。

が、恐らくそこそこの発言権あるいは決定権のある人物、という雰囲気。

 

詳しくは書けないのですが、平たく言って

「ばかアホまぬけ鼻くそ」レベルの、ただの暴言です。

 

仕事に対する指摘ではなく、明らかに個人を攻撃する表現。

Aさん、あなたの常識とメンタルは大丈夫ですか。と、逆に心配になるほど。

 

前回の「おもしろい仕事 (1)」で、

「恐ろしくもあり、面白くもある仕事」と表現したのはそういった理由です。

 

さて、この「ばかアホまぬけ鼻くそ」文面を

 

「トンマナも含めて、非常識さが伝わるように

汚い言葉は汚いままで英訳してほしい」

 

という、今回のお題。

 

読んでいるだけで胸糞悪くなるような、

肝が冷えるような文章を読みつつ

 

「うーん、この表現、もっと汚い英語でなんて言うんだろう」

 

と、暴言をDeepL に打ち込み、AI翻訳に助けを求める私。

 

DeepLに「やばい人フラグ」立てられたらどうしよう……

とビクビクしつつ(そんなのあるかどうか、知らないけど)、

汚い言葉をストレートに入力しないと、汚い英語が出てこない。

 

「もっとクソ感を出した方が、失礼具合が伝わるかな?」

 

などと手直しを加えながら、ふと我に返り

「自分は何をやってるんだ?」という不思議な気持ちになり、笑えてくるという。

いやでも社内告発という深刻な場で使われる、大切な文章だ!と真剣に取り組む。という。

 

あー、不思議な仕事だった。

 

以上が「おもしろい仕事」でした。