おもしろい仕事 (1)

直近で、おもしろい仕事をしたので、書きたいと思います。

 

「おもしろい仕事」には、「やりがいがある仕事」であるとか「興味のある分野の仕事」

であるとか、いろんな種類があると思います。

 

今回の仕事は、そういった類の仕事ではなく。

なんていうか……「恐ろしくもあり、面白くもある仕事」という。

自分的初分野のおもしろさ、でした。

 

とあるドキュメントの翻訳を受ける際、

ドキュメントとドキュメントでサンドイッチされた間に

 

「極秘文書(Highly Confidential Document)」

が挟まれてきたのです。

 

「文書の性質上、絶対外には出せないし、かといって

社内の通訳・翻訳者に任せるわけにもいかない。

詳しく説明したいから、今日時間はありますか」

 

と聞かれ、急遽Zoomミーティングを行いました。

 

そこで聞いた、この「極秘文書」の内容とは。

 

なんと、「社内チャットの文章(日本語)」でした。

 

同僚や部下に対しての暴言が多い、とあるAさんのチャット文面が

何枚もスクリーンショットされている。

これが、社内告発のための資料になるのだといいます。

 

人事案件、ってやつですね。

 

外資企業の場合、こういったものも海外本社にエスカレーションする必要があるため

チャット文面を秘密裏に英訳する必要があるとのこと。

 

もちろん、他の翻訳の仕事もすべて機密扱いで受けているので

私としては情報の取り扱いとしては変わらないのですが。

 

それにしても、中身が。中身がすごい。

 

中身については、差し障りがない範囲で次回、書こうと思います。

「恵まれている呪縛」が解けた今、思うこと

会社員時代は、いろんな意味で恵まれていました。

 

良い上司やチームにも恵まれたし

お休みも比較的取りやすいし(ただし会社スマホは常に携帯)

朝も夜もなく残業が多いような業種でもないし

安定してそこそこのお給料ももらっていたし。

 

が、この「恵まれている状態」が逆に

 

「この仕事をしたいと思う人は、他にもたくさんいるんだ。

 ありがたいことなんだから、頑張らなきゃ」

 

という謎の呪縛になり、とにかく頑張っていたと思う。

 

で、頑張っちゃって一個プロジェクトをうまく回しちゃうと、

さらに大きなプロジェクトを任されちゃったりしますよね?

望んでもないのに?

 

「ほら、こんな大きなプロジェクト任されて、嬉しいでしょう」

 

とばかりに。

 

一体これ、どういうマジックなのかロジックなのか。

これで喜んでる人、ほとんど見たことないのに(←類友なだけか?)。

 

「本当にやりたい仕事があってそこに向かって突っ走っている」

とか、

「今の仕事にパッションを持っている」

とかでない限り、つまり多くのサラリーマンにとっては

この「仕事の報酬は仕事」制度は、成立しないのでは?

 

……と。

「恵まれている呪縛」が解けた今、強く思います。

QOLが上がったな、と思う瞬間(2)

QOLが上がったな、と思う瞬間(2)」の続きです。

 

「会社員時代は、新しいものに色々トライして楽しむという、

心と時間の余裕がなかった」

と、書きました。

が、そんなに疲労困憊するほど働き詰めていたわけではありませんw

 

当時は、むしろ充分楽しんでいるつもりでした。

 

外資系の会社だったので、長期休暇も比較的とりやすく

ここぞって時には1週間〜10日とか休みを取り、

「自分へのご褒美だ」などとバケーションして大はしゃぎ。

それなりに充足した日々でした。

 

が、いま思い返してみると「充足を取り戻すのに必死」だったな、とも思うのです。

 

頑張って休みを「勝ち得た」暁には

 

「せっかくなら、より遠い地へ飛んで贅沢がしたい」

「普段は泊まらないような、良いホテルに泊まる」

「高い酒を注いでもらえる店で飲む」

 

といったような、謎の欲求が出てきていました。

別にもともと、贅沢したいタイプじゃないのにね?

 

右肩下がりで下がりまくった幸福感を埋めるべく

必死だったんだな……。

 

もちろんバケーションに行けば楽しいし幸せだし

それで一旦は満たされるのですが、

仕事に復帰すると、その満足度は秒で消えます。

 

復帰2日後には、

 

「旅行なんて、私は人生で一度も行ったことない」

 

というくらいにまで現実にどっぷり浸かっているのです。

そしてまた、次の休みに向けて、ひたすら頑張る。

「いや、私は恵まれているんだ。だから頑張れるんだ」と言い聞かせて。

これを今の私は、「恵まれている呪縛」と呼んでいます。

 

「恵まれている呪縛」が解けてみたら、どうでしょう。

埋めるべき穴が浅くなって、日常の小さなことに幸せを感じられるようになった。

と、思えるんですよね。

 

ま、違うかもしれないけどね。

というか、来年は全然違うこと言ってるかもしれないけどね。

 

とりあえず2023年の現状は、こんな感じです。

QOLが上がったな、と思う瞬間(1)

今また都内を離れ、数日間ワーケーション中です。

 

今回のタイトルにある「QOL上がったな」と思う瞬間は、

まさにこういう時が一つですよね。

働く時間がフレキシブル。

 

ただ、フリーランスも半年を過ぎたあたりから、

もっと全然小さなことにも幸せを見出せるようになったと思います。

 

例えば私が受けている仕事の一つに、

何かの製品やサービスなどを試し、

それについて説明文を付けたりレビューしたり

といったものがあります。

収入的にはそこまで恵まれたお仕事ではないのですが、

「これは試してみたい」と思うものだけを選んで引き受けているため、

仕事で新しいことを試せる、挑戦できる、という楽しさがあるのです。

 

あくまで例ですが、例えばチケット代が10,000円する舞台を見て

レビューを書く仕事があるとします。

もともと見たかった舞台なので、そもそも見られて嬉しい。

仕事だと分かってるので隅々まで注意深く観察し、吸収しようとし、

それを何かしらの形でアウトプットして納品する。

それが時に食事だったり、買い物だったりする。

 

仮に、今より月の報酬が10,000円分増えたとしても、

それで毎回舞台を見たり、新しいサービスに挑戦することはないでしょう。

(気づかないうちに飲み代に消えるのが関の山)

が、あえて製品やサービスを提供されることで

新しい経験を積む楽しみを頂いてるな、

ということにプチ幸せ感を感じることができています。

つまり、それだけ心に余裕があるってことなんだろうなと。

 

会社員だった時は、ちょっと試したいなと思う製品やサービスがあっても、

毎月毎月新しいものにトライするという

心と時間の余裕がなかった。

逆にもっとダイナミックな贅沢をして、穴を埋めることをしていた…と、今になって思います。

 

今は、心と時間の余裕がある上に

それが少しでも収入に繋がるという潤い。

収入面だけを見れば右肩下がりに目減りしているのですが、

全体的な充足度は反比例して右肩上がりな感じです。

 

逆に会社員時代はどんな感じだったかと言うと。

長くなるので次回にまわしますね。

収入は下がってもQOLは上がるという不思議

なんだかんだで、個人事業主として独立してから1年以上が経ちました。

ありがたいことに衣食住に困ることなく、
生きながらえております。

半年ぶりのブログ更新のくせに
タイトルに「収入が下がる」というパワーワード使っちゃいます。
夢がないじゃん、フリーランサー
と、思うなかれ。

ちゃんと見て見て。
QOLは上がる」って書いてるから。
QOL すなわち Quality of Life。

不思議とこれがね、上がったんですよねー

多分もともと私は、幸せを感じるために
「贅沢」は必要としないタイプなのだと思います。
衣食住に困ることがないレベルで収入があり
「楽しい」「笑えることがある」ことで
幸せレベルは担保できるタイプ。

もちろん、収入が上がるとか安定しているということは、

とてつもなくありがたいことです。

ただ、それと並行して

「苦手な業務の割合が増した」

「嫌悪する政治が増えた」

「欲してもいない責任が増えた」
「家族との時間が削られている」

ということが重しとなって増えていくことにより

収入が上がる満足感をグッと押し下げていたんですよね。
気づけば右肩下がりで幸せレベルが下がっていたことに
気づかなかったんだなー

少しずつ、ジワジワ下がるから、

気づかないのです。鈍感か。


しかも「恵まれている」ことは紛れも無い事実のため
「恵まれているんだから幸福度は高いはずだ」という
一種の自己暗示?までかけていた気がする。

 

もちろん、良い出会いもたくさんあったし
面白い仕事を任せてもらって充実もしていた。


ただ、良い出会いを生かし、面白い仕事をキープするための
すなわち「仕事をするための根回しという仕事」が
いかに多かったか、ということを今になって実感しております。

このへんは、詳細書いても分かりづらいと思うので割愛しますね。

 

次回はどんな時にQOL上がったなーと感じるか、について
書きたいと思います。

半年サボってしまいました

すっかり、ご無沙汰してしまいました。

なんと半年ぶりのブログ更新です。

 

なぜ半年も空いてしまったのかと言うと、

特筆すべきことが何もなかった……

というだけではなく。

「なんとなく書きたい気分になれない」

というだけの理由でした。

 

でもまた最近すこしまた、書きたいなと思うことが出てきたので

ポツポツ更新していこうと思います。

読者も少ない超弱小ブログですので、のんびりといきたいと思います。

 

気が向いたら暇つぶしに読んでくれる人がいたら嬉しいな。

わくわくワーケーションの巻

数回前に、「フリーランス生活「やっぱりいいよな」ポイント5選」を書きましたが

フリーランスならではのメリットを生かして

行ってきましたよ!

やってみましたよ!

ワーケーション!

 

実は初めての土地、仙台へ。

水曜日からド平日に移動し、3泊4日で行ってきました。

今は、全国旅行支援もありますしね?!

使わない手はないってことで。

 

午前中は、ちょっとミーティングがあったり

原稿をブラッシュアップしたり、メールを返信したりしつつ

大体昼からは自由時間にして、観光・美食を満喫する!

ああ、素晴らしいかなワーケーション。

 

パソコンは決して持ち歩かない!と心に決め

観光・美食満喫中は仕事のことはいっさい、考えない!

(と言いつつ、メールやタスク確認はちょいちょいスマホからしてたけど)

 

ワーケーションて、仕事する限りリフレッシュできないんじゃない?

なんて思っていましたが、そんなことはありませんでした。

非日常にいるだけで、全然ちがうー! 

ちゃんとリフレッシュ、できました。

 

「ワーケーションするくらいなら、しっかりバケーションしたい」派でしたが

「ワークだけするくらいなら、ワーケーションのがいいだろ」派に

乗り換えました。

 

おすすめですよー。