そういえば、性別も書かない英語版のレジュメ

ダイバーシティ推しの投稿が続きます。
そろそろネタ切れなので、今回で一区切りかなと思います。
ご辛抱ください。
 
ご存知の方も多いとは思いますが、日本語の「履歴書」には
性別や生年月日を記載し、なぜか遡って中学校?高校?くらいからの学歴を書き
さらにはなぜか写真も貼って、個人情報まるっと全部差し上げます状態の書類にしますよね。
(慣習的に残っているだけなのかな)
 
でも考えてみれば、英語圏で使われる「レジュメ」には
写真がないことはもちろん、生年月日も、ひいては性別すら記さないことを思い出しました。
「どんな業務経歴で何をやってきて、そして今、何ができるのか」
に重きを置かれている気がします。
性別に関しては、面接に行ってから自分で、
 
My pronoun is he/him/his.
(私を指す代名詞は「彼」でお願いします)
 
って名乗ったりします。
メールで署名に入れていたり、Zoomの場合には、
表示名の最後に表示している人も多いようです。
 
Taro Tanaka (he/him/him)
田中太郎(彼)
 
といった感じ。
ここ数年で、この流れが一気に加速した感あります。
アメリカ、一部ヨーロッパ、オセアニアあたりとやり取りしても
多くがこれに倣っているようなので、じわじわ常識化しつつありそう。
 
確かに一緒に仕事をする上で、実際の性別が分からなくても困ることはないけれど
「どう呼んだらいいか分からない」は困るので
これは理にかなった自己紹介だなと思います。
 
昨日の常識は、今日の非常識
今日の挨拶は、明日にはタブー
 
になり得る昨今。
スピーディに常識や慣習が変わるので
ついていくのも大変だけれど
こうやって一歩ずつ着実にダイバーシティに近づいているんだなー
と、しみじみ感じます。まさに、過渡期。