「媚を売っておいた方がいい」発言に衝撃を受けた話

前回書きました、新しい通訳のお仕事の件、続きです。

 

私以外にも色んな外部スタッフを含む複数人が

1つのチームとして働くので、とても刺激的で楽しいお仕事です。

このような機会をいただき、本当に本当に、ありがたい限り。

 

ドメドメの日本企業さんがクライアントで、

現場の色んな方に対して英語→日本語/日本語→英語に逐次通訳する、

というコミュニケーションを繋ぐ役割を担うのですが。

 

ドメドメならでは? なのか、ハラスメント発言が飛び交う現場に

プチ衝撃を受けちゃった件について、書きます。

 

私のクライアント先が、というよりも、

一緒に働く外部スタッフ同士の会話が、かなり危なっかしい。

堂々たるセクハラ発言を、クライアントも聞こえるところで言っている。

 

おいおいおい。

外資系のクライアントだったら、一瞬でクビですよ?

 

その危なっかしさに、本人たちは気づいていない様子なのが

またまた衝撃的。

 

その「危なっかしい人たち」と

私も少し会話する機会があったのですが、

ほんの5分程度の会話でも、ちゃんとねじ込んできましたよね。

ハラスメント発言。

 

「今日クライアント先から来てるXXさんは、

けっこう偉い人で采配きくから、媚売っといた方がいいよ」

 

ときた。

 

多くは語りませんが、私は一瞬で

顔から表情という表情を消し、

声のトーンを落とし、ゆっくり、

 

「媚は、売りませんけどね」

 

と、一言だけ、返しました。

この程度では、先方は自分の発言が「不適切だった」

ということにも、どのレイヤーで何がどれほど不適切だったかも

気づかないでしょうけれど。

言わないよりは、言って良かったかなー。自分的に。

 

新しい、楽しい仕事でも、色んなことがありますよね。

人生これ、勉強かな。