なんだかんだ言って、サラリーマンてすごいよ
前回の記事で、とある企業からの「正社員か契約社員で働かない?」というありがたいお申し入れを
「独立してから半年でサラリーマンに戻るのは、早すぎる」という
中途半端な理由でお断りした、という罰当たりなことを書きました。
誓って言いますが、「会社員よりフリーランスの方が絶対いいよ!」なんて
私は口が裂けても言いません。
気楽な面もあるけど、それと同等、あるいはそれ以上にシビアな面もある。
ここまで、どちらかというと「サラリーマン脱して幸せー フリーランス万歳ー」
みたいなことばかり書いてきたので、今回はちょっと方向性変えてみます。
ほぼ時を同じくして、ライティングのお仕事で、
社会保険、雇用保険、失業保険などにまつわる記事を書く機会に恵まれ
色んな記事を読んだりして、リサーチしていました。
そこから学んだこと。
いや、サラリーマンって、マジですげぇ。笑
なんて、手厚く守られているんだ!
どう転んでも、守られている。
仕事失っても失業保険が降りて、再就職すれば祝い金が出て……
正社員信仰がまだまだ強いのは、このためか…!と、改めて実感。
日本の社会保障、すごすぎじゃないか?!
かくいう私も、ほんの半年前まではサラリーマンだったので
全力で会社に寄り掛かり、甘え、ほぼ体半分くらいは
「会社」という沼に埋まった状態で生活していました。
体調悪いつったら有給使って休めるし、
パソコン不具合あるっつったらサポートデスクが助けてくれるし、
将来計画ゼロの私のような人間にも、確定拠出年金とか積み立ててくれるし。
「何かあったら会社が助けてくれるだろう」くらいの気持ちで
ロクに給与明細も見ず、ボーナスがいつ出るかも覚えず(←リアルです)
もちろん社会保険や税金なんて、いつ・いくら支払っていて、
どのくらい会社が負担してくれているかも、
考えることすらしませんでした。
堕落サラリーマンの代表格だった。
今となっては、
「毎日病院通いしないと、元取れなくない?」と思うほどの保険料を支払い、
「私は住民税を納めるために働いているのか?」と思うような税金を支払い、
「働けなくなったらどうしよう」という不安にまみれて
小規模企業共済に入るという人生に変わりました。
安心・安全だけどがんじがらめな会社という沼から抜け出し、
社会的責任に自分で向き合う、という新たな沼に入った感じ?
マジで、底なし沼。
でも、それでも!
今はこの新しい沼が新鮮でいいんだー
ということで、「サラリーマンすげぇ」と感心しつつ
私はしばらく、個人事業主で踏ん張ってみようと思います。
えいえいおー。