「期間限定で契約社員になってほしい」と言われた時の話

個人事業主として独立してから約半年。
 
クライアント先企業さんから
「正社員、あるいは期間限定でもいいので契約社員になってくれないか」
と言われました。
 
この不景気な世の中、本当にありがたいお申し出で、頭が上がりません。
 
だが、しかし。
 
ペーパーワークが大の苦手な私が、ようやく開業届を出し
社会保険もろもろの手続きを終え
確定拠出年金iDeCoに切り替え
小規模企業共済にも入った。
というタイミングで? 
早すぎるわー いくらなんでも早すぎるわー
 
件の企業としては、センシティブな情報を扱ったり
社内のシステムにも入って作業してもらう要員が必要で
そのために「社員」になって会社のパソコンを使ってもらうのが手っ取り早い、
ということだったようです。
 
すでに業務委託として一定の仕事を請けており
業務内容にも馴染みのある私のスキルセットがぴったりだった、とのこと。
 
本当にありがたいお申し出であることは重々承知の上で
もろもろ検討した結果、やはりお断りしました。
 
「せっかく独立したばかりなので、なんとか業務委託の範囲でお仕事させてほしい」
と丁重にお願いし、既存の契約を少し修正することで、折り合いがつきました。
 
正社員という形でサラリーマンに戻るのは避けたかったですし
一定期間の契約社員のためだけに
社会保険もろもろの手続きがまたややこしくなることも避けたかった。
じゃあ社会保険には入らない契約にしてもらえば良いのでは?というと
以下の労働時間を超えると、会社は従業員を社会保険に入れる義務が発生するらしいですね。
 
 
つまり、
「もっと仕事をお願いしたいから契約社員になって欲しい」
から始まっている話なのに、
社会保険に入らずに契約社員になることで、労働時間は限定されてしまう」
というところに行き着いてしまう、という感じ。
 
さらに言うと、社保にも入らずに、
あえて業務委託から契約社員に契約を切り替える
ということ自体、私にとってはメリットゼロになってしまうんですね。
 
やー、いろんなことがあるわー。勉強になるわー。
 
とりあえず今回はひと段落つきましたが、まだまだ色々、ありそうです。